欧州経済データ更新のお知らせ

以下の欧州経済データを更新しましたので、お知らせいたします。

ECBマネタリーベース、信用乗数
各国長期金利(10年国債)
EU圏鉱工業生産指数
各国失業率

BM金額が傾向線近辺まで減少したので、ECBは吸収ペースを緩めました。
しかし、信用乗数はリーマンショック前のレベルに戻っていません。
その分、信用収縮しており、金融正常化したとは言えません。

長期金利は6月に上昇(国債価格は下落)しましたが、水準的には まだ低く、鉱工業生産指数も上昇していることから、小康状態です。マーケットに安心感がある要因です。

しかし、 高い失業率は続いています。 ドイツ以外の各国は経済縮小以上に財政削減、
企業リストラを 進め、その結果、雇用が犠牲になりました。

その勝ち組ドイツですが、中国輸出依存度が高いため、中国リスクが 顕在化するとどうなるか判らず、予断を許さない状況になってきました。

動き始めた日本の不動産市場

不動産市場が動き始めています。
日経新聞によると1-6月の企業取引は前年比倍増、 レインズレポートでは
成約数二桁増、在庫減が続いています。
ずっと途絶えていたREITの新規上場も先週末の 星野リゾート・リートで
今年4件目になります。

買いが増加して在庫がはけて供給が不足している状況で、不動産市場が
初動の動きに入っていると思います。
もっとも不動産価格は動きが遅いのでまだまだ です。価格上昇が 本格化
するのはQEマネーが 実体経済に波及する今年秋以降と 推測しています。

なお、不動産動向については、東証住宅価格指数 (首都圏総合)を掲載
しています。

<場所>
フォローアップデータ集>日本経済
https://www.glauks.com/blog/kaiindatasyuu/jp-economy/

●2013/7/15付 日本経済新聞 朝刊 http://www.nikkei.com/article/DGXDASGD14001_U3A710C1MM8002/
企業の不動産取引が倍増 1~6月、危機前上回る
今年1~6月の土地や建物の取得額は前年同期比
ほぼ倍増の2兆3600億円

●東日本レインズ月次レポート(6月)
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/mw/mw_201306.pdf
中古マンション・中古戸建てとも6月も好調
在庫は年初から前年比マイナスが続く
新規登録はマイナス続く

7/14データ更新内容について

7/14のデータ更新内容は以下の通りです。

●マーケットデータ
日本
東証1部・2部・JASDAQ・マザーズの騰落レシオ
東証1部新高値・新安値銘柄数

米国
NYSEの騰落レシオおよび新高値・新安値銘柄数
NASDAQの騰落レシオおよび新高値・新安値銘柄数

●日本経済
長期金利
雇用者データ
東証住宅価格指数

以上