機械受注の好調続く

本日、11月の機械受注統計が発表されました。
以前にお話しした予想通り好調を続けています。
在庫循環より設備投資循環は息が長いので、しばらく
好調は続くでしょう。

ロイターの記事によると、アナリスト予想は+1.2%だったらしく、
大外れでした。
個人的には11月の数字は、設備投資循環の推移から容易に
予想できる範囲だと思います。
分析のプロがなぜそんなに低い数字を予想にしたのか
理解できません。

説明をフォローアップデータ集に掲載しました。

日本の在庫循環モメンタムは上昇中だが・・・

先月末に11月の鉱工業生産指数が発表されました。
このブログでは、そのデータに基づき、在庫循環モメンタムを
グラフ化して示しています。

そのグラフを見ると、かなり強い勢いで上昇が続いていることが
判ります。このままなら、デフレ脱却できそうですが、あいにく
消費増税という強力なブレーキがかかります。

回復の初期に日本経済の6割を占める消費を冷やす ことは
大きなマイナスです。
政策ミスで過去に何度も日本経済は回復できませんでしたが、
今回もなのか、勢いで乗り越えられるのか、大きな正念場が
やってきます。