カナダの政権交代

カナダで保守党から自由党へ政権交代が起こりました。
資源国カナダは原油相場の低迷で経済がリセッションに
陥っています。カナダ国民は政権を交代させ、政策転換
することを選択しました。

トルドー新政権が有言実行で選挙公約に従って政権運営を
進めた場合、カナダは不況から脱出できる可能性がある
と思います。

活動日程更新の件

活動日程を更新しました。
このところ、景気循環よりも経済の話をしています。
経済に関しては基本的な理解(中学校や高校レベル)を
前提にして話をしていました。
しかし、忘れてしまっている方が多く、思い出して
もらってから、景気循環などについて話をした方が
理解しやすいことに気がつきました。
そこで、経済の基本的な事を話すことにしました。

もっとも、金融経済はこの1980年代以降大きく変貌しました。
単なる過去の知識を思い出すだけでなく、金融経済に
ついては最新の知識にブラッシュUPできるように心がけて
います。

米国中間選挙の結果について

米国中間選挙は予想通り共和党の完勝に終わりました。
共和党が上下両院で多数派となったことで財政削減圧力が
高まる可能性が出てきました。
緊縮財政にシフトすると、金融緩和効果を打ち消すことになります。
米国も日本同様に政策ミスによるデフレ長期化の目が出てきました。

オバマ大統領の交渉力が非常に重要ですが、これまでの共和党との
交渉の実績を見る限り、うまいとは思えません。
共和党も茶会系が影響力を及ぼすと強固な主張をすると、政治が空転
するかもしれません。

 

8月の米国在庫循環モメンタムは横ばいだが・・・

8月の米国製造業在庫循環モメンタムは相変わらず
横ばいが続いていますが・・・
雰囲気が微妙に変化してきているように思います。
米国景気は、今年後半、少し悪くなっていくような
気がします。
なお、定点観測データ集のグラフは更新しました。

8月の日本在庫循環モメンタムは下落

本日、経産省が8月の鉱工業生産指数を発表しました。
このデータを元に在庫循環モメンタムを求めたところ、
8月も続落でした。7か月連続の下落です。今年に
入って一度も上昇していません。
ここまで下落が続くと、政府の言っていた戻りによる
上昇は期待できないのではないかと思います。

この状態で来年10月に追加増税するのは
無理ではないでしょうか。増税どころか、むしろ、
景気対策を実施して、経済状態を戻すべき状況
だと思います。
在庫循環モメンタムのグラフは定点観測データ集に
掲載していますので参照してください。