北米BBレシオ(2013年1月)について

先週末に北米半導体製造装置BBレシオ(1月)が発表されました。
集計から抜けている装置メーカーもあるため、正確性にやや問題があるものの
半導体製造装置業界の動向を見るのに参考となる指標です。

1月は前月の0.92から一気に上昇して1.14でした。
2011年秋からブレが激しいので、平均化してみると、2011年末から2012年初に
底打ちして上昇してきました。現在は、上昇後1年を経過し、水準が高くなった
ことから、後半戦に入ったと見るべきだと思います。

BBレシオのピークアウトを考慮すると、半導体関連の配分を下げていくべきだ
と思います。

usa-bbratio201301

米国経済データ更新のお知らせ

米国耐久財在庫循環モメンタム(12月)と住宅動向(ケースシラー指数11月、新築住宅販売数12月、中古住宅販売数12月)のデータを更新しました。

耐久財在庫循環モメンタムはわずかに下落です。出荷前年比が下落したせいです。
横ばいを継続中で米国経済の回復は緩慢ですね。
住宅については新築数が下落、中古数は横這い、ケースシラー指数前年比は上昇でした。
ここ数年は12月は停滞する傾向ですが、今年も同じでした。これから持ち直すと見ています。

9月の米国在庫循環モメンタムデータ更新のお知らせ

11/2に発表された9月の米国製造業の在庫循環モメンタムデータを更新しました。
(1)製造業全体
(2)自動車
(3)コンピュータおよび周辺機器
なお、耐久消費財については先月末に更新済みです。

米国在庫循環モメンタム9月について

11/2に米国商務省が発表した出荷・在庫 データから計算した在庫循環モメンタムは 前年同月比-0.7%で、前月から横ばいだった。横ばいは2011/5から 1年5カ月続いている。

耐久消費財の在庫循環モメンタムは6~8月 まで下落していたが、9月は少し上昇した。前月までの耐久消費財の下落は自動車の需要 が息切れし始めたせいだが、9月は再び上昇 したため、持ち直した。

自動車の出荷前年比プラスは、2010年初から 2年9か月目に入る。そろそろ終わっても 不思議ではない。自動車のピークアウトが引き金になり、在庫循環 モメンタムが下落する可能性がでてきたと思う。
(設備投資がされていないため、大きな落ち込みではないかもしれない)

その可能性を反映して、景気敏感セクター の株価が下落し、ディフェンシブセクター の株価が上昇している。
今後、QE3マネーが入って来るが、 ディフェンシブセクターが選択されると 見ている。
(データはまだ更新していません。もう少しお待ちください)