7月の消費者物価について

7月の消費者物価指数CPIが発表されました。 前年同月比は

総合: 0.7%   コア: 0.7%   コアコア:-0.1%

でした。 コアコアCPIはマイナス圏でデフレが続いています。 しかし、CPIは上昇トレンドに
あるため、秋には コアコアCPIはいよいよ前年比プラスになりそうです。

jp-cpi201307

コアコアCPIがプラスになってからある程度の期間 をおいてから所得が増加します。
現在の状況から考えると年内の所得増加は無理だと思います。来年4月に消費税を
増税すると、再び、 デフレへ逆戻りする恐れがありそうです。

*コアCPI   :総合から生鮮食品を除く
*コアコアCPI:コアからエネルギーを除く

日本雇用・住宅価格指数のデータ更新のお知らせ

日本の雇用(6月)と東証不動産価格指数(6月)のデータを更新しました。

首都圏の不動産価格は前年比で0%に到達し、これまでの前年比マイナス圏を
脱する局面に入って来ました。今後、このことが日本経済全体にどのような影響を
及ぼしていくのか注目すべき時期が到来しました。

動き始めた日本の不動産市場

不動産市場が動き始めています。
日経新聞によると1-6月の企業取引は前年比倍増、 レインズレポートでは
成約数二桁増、在庫減が続いています。
ずっと途絶えていたREITの新規上場も先週末の 星野リゾート・リートで
今年4件目になります。

買いが増加して在庫がはけて供給が不足している状況で、不動産市場が
初動の動きに入っていると思います。
もっとも不動産価格は動きが遅いのでまだまだ です。価格上昇が 本格化
するのはQEマネーが 実体経済に波及する今年秋以降と 推測しています。

なお、不動産動向については、東証住宅価格指数 (首都圏総合)を掲載
しています。

<場所>
フォローアップデータ集>日本経済
https://www.glauks.com/blog/kaiindatasyuu/jp-economy/

●2013/7/15付 日本経済新聞 朝刊 http://www.nikkei.com/article/DGXDASGD14001_U3A710C1MM8002/
企業の不動産取引が倍増 1~6月、危機前上回る
今年1~6月の土地や建物の取得額は前年同期比
ほぼ倍増の2兆3600億円

●東日本レインズ月次レポート(6月)
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/mw/mw_201306.pdf
中古マンション・中古戸建てとも6月も好調
在庫は年初から前年比マイナスが続く
新規登録はマイナス続く

5月の消費者物価指数はまだデフレ

5月の消費者物価指数が7/1に発表されました。

CPI      前月比+0.1% 前年同月比-0.3% (総合)
コアCPI    前月比+0.2% 前年同月比 ± 0.0% (生鮮食品除く)
コアコアCPI 前月比+0.1% 前年同月比-0.4% (生鮮食品・エネルギー除く)

という結果でした。
デフレを見る上で重要なコアコア CPIは前同月比で-0.4%と、依然、デフレが続いて
います。

コアコアCPIの前年同月比は2010年3月の-1.4%が 最低値で、その後は徐々に上昇してきています。 しかし、現在もマイナスが続いており、まだデフレ が継続しています。

日米経済データ更新のお知らせ

以下の日米経済指標データを更新しましたのでお知らせいたします。

1)日本在庫循環モメンタム(製造業)5月
2)米国耐久財在庫循環モメンタム5月
3)米国住宅動向(米国経済の一番下に掲載しています)
新築住宅販売5月、中古住宅販売5月、ケースシラー住宅価格指数4月

・フォローアップデータの日本経済と米国経済に掲載(パスワード要)
・日本在庫循環モメンタム震災補正なしは定点観測データに掲載(一般公開)