(1)日本市場(7/29) 7/31更新
騰落レシオはマザーズ以外の3市場は短期6日がやや低い
水準です。中期25日は3水準がピークアウトした状態です。
マザーズは短期6日騰落レシオが低い水準で中期25日は
平均レベルです。
東証1部の新高値銘柄数、新安値銘柄数はともに
少ない状態です。
(2)米国市場(7/31) 7/29更新
NYSEの騰落レシオは短期6日は平均な水準です。
中期25日は高い水準です。
新高値銘柄数はかなり多い水準です。
新安値銘柄数はかなり少ない水準です。
過熱気味です。
NASDAQはNYSEと同じ状況ですが、NYSEより
弱い感じです。
金利引き上げ見送りで上げ、利上げ懸念で調整を
繰り返す状況が続きます。
量的拡大は止めたもの、MB規模を維持している
ため、金余り状態が続いていることがこの状況を
作り出しています。
実体経済がついてくるまでこの状況を続けられるか、
その前に崩れるのか、難しいところです。
BS不況の影響が響いてくる可能性を懸念しています。
前半相場では、ディフェンシブシフトがあり、現在は
売り過ぎた景気敏感への戻りの動きがあります。
ただ、このまま米国景気が強くなっていくかは微妙
です。
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金融引き締めをやった場合は株価は調整すると考えています。
実際、米国株はバブルになっているのでそれが道理だと思います。
しかし、それを避けたいというのがFRBの意向で、苦労している
のだと推測しています。
実体経済が株価のレベルまで良くなると、株価は下支えされて
落ちないと思います。
しかし、実体経済がBS不況でデフレ気味の状況では、金融緩和
による下支えがなくなると、株価は実体経済のレベルまで
下げるはずだと考えているからです。
チャートは、ダブルトップを付けて下落トレンド入りしたことを
示唆しています。
下記の数字は調整の際の目安です。一気に落ちるのではなく、
三段落ちになると推測しています。
<参考>
ピークから3割下落の数値とボトム・ピークの中間値(2015/12/31見直し)
Dow 18,351 → 12,800 (6,500と18,350の中間は12,400)
SP500 2,130 → 1,490 (680と2,130の中間は1,400)
NASDAQ 5,232 → 3,650 (1,270と5,230の中間は3,250)
数カ月前にこのサイトを知り、それから時々参考にさせて頂いております。
ありがとうございます。
質問があるのですが、お嫌じゃなければ教えて下さい。
>4年超の上昇相場が終了し、調整相場入りして間がない事を考慮すると、買いは見送りたいところです。
ということで、米国株式市場の上げは終わったと見ていらっしゃいますが、どのような分析でこのように結論を出されたのか教えてください。
当サイトをご利用して頂き、ありがとうございます。
ご質問にお答えします。
これまでの米国株式市場の上昇は、QEによって金融相場(過剰流動性による相場)を作ったことが原因です。
QE終了で金融相場を支えた要因が消えると、株式市場が調整するのは当然だと思います。
過去の相場でも、金融相場が終了する(過剰流動性が解消される)と下落しています。
よく理解出来ました。
ありがとうございます。
当サイトのご意見を有用に活用させて頂いています。
ありがとうございます。
先々週、キャッシュポジション75%、先週初めに80%へしておりました。
じっくり買い場を探したいと思っております。
<参考>ピークから3割下落の数値
Dow 16,529 → 11,570 (6,547と16,529の中間は11,500強)
SP500 1,845 → 1,291 (676と1,845の中間は1,260)
NASDAQ 4,176 → 2,923 (1,268と4,176の中間は2,700強)
このレベルまでの下落は低いように思いますが、頭の隅に置いて忘れないように行動しようと思います。
当サイトをご利用いただき、ありがとうございます。
マーケット指標をもとに予想しても、その通りに相場が動く
わけではありません。しかし、客観的に見る事で冷静に判断する
ようになると思います。
これからもよろしくお願いします。