会社説明会について

数字的なものは決算短信、四半期報告書などの分析で調べられます。
しかし、経営者がどう考えているのか、今後の業績に自信を持っているか、
どんな人が買っているのかといった感覚的な情報は、説明会に実際に
行かないと判りません。
こういった感覚的なものは大切にしています。

確率を取ったわけではないですが、説明会で良い印象を持ったところは、
その後、株価が上昇する事が多いように感じます。

また、何回も会社の業績説明会に参加した結果、私自身、経営者が
先を見る目を持っているかどうか、ある程度は見極められるようになった
ように思います。
伸びていく会社かどうかの判断精度が、参加しないでいた時より、格段に
上がったからです。

そのおかげで従来は避けていた中小型銘柄、新興銘柄を組み入れられる
ようになりました。こういった銘柄は出来上がってしまった大型株よりも
パフォーマンスがはるかに勝っているケースがあります。

しかし、一度組入れると逃げる事が困難で、下手をすると一緒に心中する
ことになりかねません。それだけのハイリスクに見合ったハイリターンが
ある事が組入れる根拠になります。
判断を正確にするには、目利き力を身に着ける必要性がありました。
その力がようやく自分に備わり、運用の幅を中小型銘柄、新興銘柄にまで
広げる事が出来ました。

もう一つ、重要なポイントがあります。
それは、ピークで高値掴みをしなくなることです。
経営者が自信過剰な時、参加者が熱くなっている時は、ピークアウト直前に
多い現象です。それを察知できると早めに退避できるのです。
説明会で掴める感覚情報は極めて重要だと考えています。

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