マネックスの配当について

去年のセミナーでマネックスの配当がかなり良いという話を
したことがあります。実際、中間配当にはびっくりしました。
去年、大幅に業績が回復したからで、現在は高配当銘柄に
なっています。

昨年9月の中間配当は1,100円(100分割前)でした。
期末配当は同じ11円と予想されています。
株価は1/21終値で455円、22円配当だと利回りは4.89% です。

セミナーで話題にした時は株価350円、利回りは当時の予想より
高く、6.29%です。インカムゲインとキャピタルゲインの両方を
狙える時期でした。

アベノミクス相場がスタートする前は150円だったので、その時に
買っていれば配当率14.67%を手に入れることができました。

しかし、さすがに一昨年秋の時点では ネット証券は業績が
低迷しており、下手をすると赤字決算の可能性がありました。
マネックスの場合は システム投資する予定もありました。
必要な設備投資ですが赤字を増やす恐れがありました。
今、振り返ってみても仕込むのは無理だったと思います。

実際には、アベノミクス相場のおかげで、システム 投資費用を
こなしてもお釣りが来る状況に一変しました。
日銀QEは今年も継続します。金融相場は続く可能性が あり、
順風だと見ています。

マネックスは配当を業績連動にしており、

「配当性向は50%またはDOE1%(株主資本配当率)の高い方」

で決めると公表しています。
したがって、業績上ブレ の場合は、増配の可能性があります。

ただし、やはり消費増税によるダメージが気になります。
デフレ脱却前の増税ですから。 デフレに戻る場合、マネックスに
よらず、日本株は 厳しい事になるかもしれず、強気の時ほど
油断大敵、 気を引き締めていきましょう。
今回は悲観的だったのが非常にポジティブな結果になりました。
ということは逆もあるでしょう。

●株主資本配当率=配当/一株株主資本
●マネックスの一株株主資本は273円で1%は2.73円。
●予想一株利益は45.2円(四季報より)で配当性向50%は22.6円。
したがって、現時点の予想配当は22円。

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